コロナウィルス スタートアップ企業に与える影響
コロナウィルスによって飲食業、旅行、その他多くの企業がキャッシュフローに苦しんでいます。お金は企業にとって血液と同じです。
エンドユーザ向けに事業を行っているところは、お客様からのお金によって事業を運営していますが、スタートアップ企業は、未だ事業が成功していないところが多いですので、投資家からの資金調達がメインとなります。
上記アンケートを見るとSaas系、所謂IT系がスタートアップで多いのですが、デリバリーなど飲食系のスタートアップ企業もあります。
アンケートを見るとやはり投資家からの資金調達の遅れが一番多いようです。
その他事項としては、下記となります。
- 展示会のキャンセルにより見込み客の獲得が出来ない
- 導入企業の事業縮小に伴い、解約が増えた
- コロナウィルスが沈静化するまで導入の見送り
- 商談のストップ
- 外国人ITエンジニアが入国できない
ネガティブな意見が多い中で、外部影響で売上が下がるのは、提供するプロダクトが「絶対必要」となっていない。どんな状況下においても顧客へ必要とされるプロダクトへの改善・進化が必要との意見もありました。
このような状況の中で、テイクアウト・ディバリー事業は好調なようです。
こちらの「つくりおき.jp」は、2020年2月にサービスリリースをしましたが、学校閉鎖となってから急激に利用者が増えたそうです。共働き家庭の子供というターゲット層と時流がうまくマッチしたのだと思います。
一方で、ミールシェアの「マチルダ」は、配達員の感染リスクが見えないということでサービスを一時中断しています。
また定額制カフェサービスの「CAFE PASS」は、お店の休業、営業時間短縮により稼働率は落ちたそうですが、テイクアウト部分で盛り返しているようです。
現在コロナウィルスの影響で求められるサービスは、「非接触」だと思います。
この逆境から新しいビジネススタイルが出てくることを期待したいです。