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コロナウィルス 航空会社のダメージ

コロナウィルスの影響により、人の移動が制限されたため、国際線の運航が各国で停止されました。ほとんどの航空会社の飛行機は、現在、空ではなく地上にあります。

コロナウィルスが、各航空会社にどのような影響を与えたのかまとめてみました。

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1.アメリカの航空会社

American、Delta、Unitedに加え、JetBlueとSouthwestもアメリカ政府と総額610億ドルの救済措置で合意。

 

2.Virgin Australia

オーストラリア第二位の航空会社、ヴァージンオーストラリアが140億オーストラリアドルの救済措置を政府に求めていましたが、却下され、民事再生手続きに移行しています。

 

3.タイ航空

タイ政府の資本が51%入っているナショナルフラッグキャリアですが、会社更生手続きをすることを政府が決定し、事実上経営破綻となり、破産法での再建を図ることになりました。

 

4.イギリスの航空会社

  • British Airwaysは、運転資金の確保とコスト削減を発表しています。また、58才以上に対して退職勧告を実施しており、最大12,000人に及ぶ可能性があります。
  • Virgin Atlanticは、3,150人の解雇を発表しています。

 

5.Air Mauritas

モーリシャス航空も民事再生手続きを申請しています。

 

6.South African Airways

南アフリカ航空は、破産し、破産法での再建を図ることになりました。

 

7.Finnair

フィンランド航空は、12機の機体を返却し、2,400人の解雇を発表しています。

 

8.Ryanair

アイルランドライアンエアーは、900人のパイロットの解雇、更に450人のパイロットの追加解雇を発表しています。

 

9.Norweigan

ノルウェイ航空は、ボーイング787をリース元へ返却すると発表しています。

 

10.SAS

スカンジナビア航空は、14機の機体返却と520人のパイロット解雇を発表しています。

 

11.Ethiad

UAEの航空会社であるエティハド航空は、18機のエアバス350の購入をキャンセル、10基のボーイング787の購入キャンセルを発表しています。また、720人のスタッフの解雇も発表しています。

 

12.Emirates

エミレーツ航空は、150機のボーイング777xの購入キャンセルと56歳以上に対して退職勧告を実施しています。

 

13.Wizz Air

ハンガリーの航空会社であるウィズエアーは、32機のエアバス320の返却、パイロット200人を含む1,200人の解雇、更に430人の追加解雇も予定しています。また残された従業員は、30%の賃金カットが発表されています。

 

14.Luxair

ルクセンブルグ航空は、50%の機体削減を発表しています。

 

15.CSA

長距離航空機の廃止、そして中距離航空機を5機にすると発表しています。

 

16.ドイツの航空会社

  • Eurowingsは、破産手続きに移行しています。
  • Lufthansaは、97億ドルの救済措置を連保政府と合意しています。

 

17.Brussels Airlines

ベルギーのブリュッセル航空は、50%の機体削減を発表しています。

 

18.Air France-KLM

エアフランスは、フランス政府に対して76億ドルの救済を求めています。

 

19.Asiana Airlines

韓国のアシアナ航空は、全従業員に対して月10日以上の無給休暇取得制度の開始を実施。

 

20.日本の航空会社

 

このように航空会社を取り巻く環境は、非常に厳しい状況になっています。問題は、いつ飛行機が飛ばせるようになるのかだと思います。飛ばせるようになっても、需要がすぐに戻るか分からないため、航空会社も慎重にならざるを得ないと思います。

個人的に危惧するのは、航空券の値上がりです。現在、航空会社は全て赤字の状態で、この損失をどこかで回収する必要があります。そうなると取れるところは、航空券しかないので、今までと同じ値段で乗ることはできないのではないかと危惧しています。

 

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