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コロナウィルス 接触確認アプリ

先日、AppleGoogleがコロナウィルス対策用アプリ。「接触確認アプリ」のAPIを発表しました。

接触確認アプリ」は、日本政府も検討していますが、既にシンガポールやオーストラリアでは導入されています。今回は、この「接触確認アプリ」について見ていきたいと思います。

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  1. 接触確認アプリ」とは
  2. シンガポールの事例
  3. オーストラリアの事例
  4. タイの事例
  5. 中国の事例
  6. 日本は、どうなる? 

 

1.「接触確認アプリ」とは

簡単に言うと新型コロナウイルスの感染者と接触したかを確認できるスマートフォンアプリのことです。

政府は、基本的対処方針として、「接触確認アプリやSNS等の技術の活用も含め、効率的な感染対策や感染状況等の把握を行う仕組みを政府として早期に導入し、厚生労働省及び各保健所等と連携することにより、より効果的なクラスター対策につなげていく。」「まん延防止にあたっては、導入が検討されている接触確認アプリやSNS等の技術を活用した催物参加者に係る感染状況等の把握を行うことも有効であることを周知する。」としています。

 

2.シンガポールの事例

シンガポールは、AppleGoogleAPIを公開する以前に「Trace Together」というアプリを既に開始しています。

Bluetoothを利用しているところは同じですが、電話番号等の個人情報を紐づけ政府当局が管理しています。

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3.オーストラリアの事例

オールトラリアもシンガポール同様、Bluetoothを利用し、電話番号等の個人情報を紐づけ政府当局が管理しています。「COVIDSafe」という名前がついています。

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4.タイの事例

タイは、GPSを活用しています。また電話番号以外にID番号や勤務先情報などの個人情報をかなり多く取得しています。また、この「Thai Chana」というアプリは、例えばデパートに入店する時と退店する時で、アプリを起動し、Check-in、Check-outを操作する必要があり、非常に面倒な仕組みとなっています。

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5.中国の実例

中国は、アリババとテンセントが開発したアプリが非常にユニークです。「Health Code」というアプリで、QRコードが表示されるのですが、QRコードの色によって感染者を特定するというアプリです。

色は、緑、黄色、赤の3種類があります。色の違いは、下記のとおりです。

緑:自由に移動ができる 黄:1週間の隔離が必要 赤:2週間の隔離が必要

スーパーや公共交通機関に乗る際にもこのQRコードの提示が必要となります。また唯一難点なのが、省によって独自のコードを採用しているため統一性がないというところです。

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6.日本は、どうなる?

日本は、AppleGoogleが提供したAPI仕様書の評価後、このAPIを利用してアプリを開発する方向です。

AppleGoogleは、感染者との接触履歴を残せるアプリを作れる方法を提供しただけで、両社が情報収集やアプリの提供を行うわけではありません。アプリを作るのは、それぞれの国の政府もしくは、政府が依頼したアプリ開発会社になります。

日本のアプリは、下記のようになる予定で、各ユーザの接触情報は、各ユーザの端末にて管理されますので、個人情報保護に配慮した仕組みとなっています。

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今開発されているアプリは、基本それぞれの国単位となっています。今後、国際線の運航開始など人の動きが活発化していく中で、グローバルで利用できるアプリがあれば便利なのではないかと思います。

もし作るとすれば、WHOが作ることになるのでしょうか?

 

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