スエズ運河で日本のコンテナ船が座礁
エジプトのスエズ運河で、大型コンテナ船が座礁して航路をふさぎ、貨物船の大渋滞が起きています。なんとこのコンテナ船を所有するのは、愛媛県に本社がある正栄汽船株式会社でした。
正栄汽船は、ホームページで謝罪しています。
正栄汽船株式会社 SHOEI KISEN KAISHA.Ltd | ニュース | 2021年03月25日 第4回今治市外航海運セミナーを開催しました。
この座礁したEVER GIVEN号は、全長は、400mです。東京タワーが、高さ333mですので、それより大きく、米ニューヨーク・マンハッタンにあるエンパイア・ステート・ビルの高さとほぼ同じだそうです。スエズ運河のど真ん中に東京タワーより大きいものが横たわっていると考えればいいかと思います。
この船の大きさは、座礁を解消すべく、穴を掘っている重機と比較すると良く分かるかと思います。
このコンテナ船は、中国からオランダのロッテルダムへ向かう途中で座礁したようです。当時、強風と砂嵐が発生していたとのことです。
下記、船のトラッキングサービスから確認すると、スエズ運河が大渋滞しているのが分かります。150隻以上の船が立ち往生しているようです。
下記の赤い点が、EVER GIVEN号が、座礁している位置ですが、紅海側からスエズ運河に入ってすぐ座礁したのが分かります。
下記は、衛星写真が捉えたスエズ運河に入れない船の渋滞の様子です。
ビデオ画像でも船が渋滞しているのが分かります。
現在タグボートなどで船を動かそうとしているようですが、船が大きすぎてなかなかうまくいかないようです。
機械やエンジンの故障はなく、油漏れも現時点ではないということなので、1日も早く、座礁が解消されることを祈ります。