タイ、日本大使のコロナ感染のせいでスシローが被害に
先般、タイの日本大使が新型コロナウィルスに感染したニュースをお伝えしました。その後、その報道により、スシローが被害に会ったようです。
前回の記事は、コチラです。
スシロー・タイランドは、2021年3月31日にセントラルワールドに1号店をオープンしました。1号店は、スシローのお店の中でも世界最大規模を誇り、客席数は350人だそうです。オープン日には、コロナ禍にもかかわらず、沢山の人が行列を作りました。
報道によると、3月31日に行われたオープニングセレモニーには、梨田大使は出席しておらず、大使館の次席公使が出席していたにも関わらず、4月1日にタイラット紙は「オープニング式典に出席したのは梨田和也大使」と報じたとのことです。
その後4月3日に日本の外務省が、梨田大使が新型コロナウイルスに感染したと発表し、するとネット上では「梨田大使が訪問したスシローは危険!」と大炎上。完全な誤報であるにも関わらず、スシローは店内消毒を余儀なくされたようです。
タイラット紙は日本大使館の抗議を受けて記事を削除しましたが、「梨田大使が出席していた!」と誤解が解けていない人も少なくなく、スシローは問い合わせへの対応に追われることとなってしまったようです。
梨田大使の新型コロナ感染を巡る誤報、風評被害が深刻な2つのケース | タイランドハイパーリンクス:Thai Hyper
風評被害とは言えども、日本の代表である日本大使が、KTVに行って新型コロナウィルスに感染したのは事実であり、他国のメディアをコントロールすることはできないので、スシロー・タイランドは非常に気の毒だと思います。
第二次世界大戦で多くの東南アジアの国に日本は侵略したにもかかわらず、東南アジアの国々の人々は、親日家の人が多くいます。これは、戦後我々の先輩達が、東南アジアで産業の発展や国の成長に貢献したことが、影響しているのだと思います。
ローマは、一日にして成らずという諺がありますが、まさしくその通りで、東南アジアにおける日本という国、日本人としてのステイタスの高さは、一日で築けるものではないと思います。この日本大使は、経歴を見ると60歳のようですが、一体何をしているのでしょうか?
とても日本国の代表、60歳の経験豊富な大人がすべき行動ではなかったと思いますし、タイの人をバカにしていると言われても仕方ないと思います。