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America, 薬物の過剰摂取による死者が増加

America, CDCの発表によると2020年の同時期に対して薬物の過剰摂取による死者数が増加しているようです。特にニューヨークでは、36パーセントも増加しているそうです。

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下記は、アメリカ全体での薬物の過剰摂取による死者数の推移となります。

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下記が、ニューヨーク市の推移となります。アメリカ全体よりも上昇のカーブがきついような気がしますが、全体的に過剰摂取による死者が多いということが分かります。

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増加の理由としては、新型コロナウィルスによって鬱病などの精神障害が主な理由だそうです。ヘロインやコカインなどの違法薬物による過剰摂取も増加しているのですが、一番多いのは、オピオイドという鎮痛薬だそうです。

オピオイドとは、ケシの実から生成される麻薬性鎮痛薬やそれと同様の作用を示す合成鎮痛薬の総称だそうです。ケシの実から採取されるアヘンから生成されるモルヒネは日本でも広く知られていますが、半化学合成物には、オキシコドンというものもあり、モルヒネと比べると約1.5倍の鎮痛作用があるそうです。合成化合物には、フェンタニルなどがあり、フェンタニルモルヒネの50〜100倍の鎮痛効果があるそうです。

従ってオピオイドは、合成鎮痛剤の一種ですので、モルヒネの50~100倍の効果があり、非常に強い鎮痛剤であることが分かります。

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上記は、少し古いデータですが、ヘロインによる過剰摂取による死亡が、横ばいなのに対して、オピオイドによる死者数が急激に増加しているのが分かります。

これに伴い、ニューヨーク知事が、注射器などの公共の場での所持及び販売に関して禁止する法律を制定しています。

www.nydailynews.com

果たして過剰摂取は、減るでしょうか?

CDCのデータは、コチラから確認できます。

Products - Vital Statistics Rapid Release - Provisional Drug Overdose Data

 

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