カンボジア、中古車不足が深刻化しつつある
新型コロナウィルスからの経済の立ち直りにより、半導体が不足し、新車製造に大きな影響が出ているのは、皆さんもご存知かと思いますが、新車販売の影響が中古車市場にも大きな影響を及ぼしています。
カンボジアは、新車はありますが、まだ一部のお金持ちしか購入できず、中古車がメインとなっています。2019年のデータによると、輸入元は、下記のようになります。
1. United States ($277M)
2. Thailand ($164M)
3. United Arab Emirates ($70.7M)
4. India ($52.4M)
5. Germany ($38.1M)
全体の30%以上をアメリカが占めており、アメリカにおける中古車市場の逼迫により、カンボジアに対して価格の値上げ、そしてコンテナ船の停滞により、中古車がカンボジアに届かない事態となっているようです。
アメリカでは、今年の8月と9月では、中古車の価格が約4%上がり、2020年9月と比較すると約25%も上昇しているようです。これはアメリカに限らず、イギリスでも同じ状況が起きているようです。
カンボジアでは、2021年に入ってから車の販売が好調なようです。Fordは、約26%の増加、Toyotaは、約33%の増加、Chevroletにいたっては約165%の増加だそうです。
せっかく経済が立ち直りつつある中、売るものがないという現象は、早く解消して欲しいものですが、船便でアメリカからやってきますので、車の玉不足は、暫く続きそうな感じです。