アメリカでドーナツ王となったカンボジア難民の映画、「The Donut King」
カンボジアで、ポルポト政権による大虐殺から逃れ、アメリカに流れ着き、米西海岸で「ドーナツ王」と呼ばれるまでになるドキュメンタリー映画、「The Donut King」が面白かった。
ストーリーは、下記となります。
裸一貫、渡米したテッドは家族のため、寝る間も惜しんで働く。ある日、故郷の菓子にも似たえもいわれぬ甘い香りに魅せられドーナツ店で修業。才覚と同胞への面倒見のよさで出店を広げ続け、カリフォルニア州の9割以上がカンボジア系米国人経営のドーナツ店となる。身分違いの妻との劇的な恋愛、資産2,000万ドルを手中にしながら、大転落してゆく心の弱さまで、「生死をくぐりぬけてきた男」テッドの人間的魅力が描かれています。
また、後半は、東海岸から攻め立てる大手チェーンに対し、米国で高等教育を受けたカンボジア移民の2世、3世がSNSなどを駆使して個人商店ならではの巻き返しを図る、ドーナツ魂のルーツであるテッドが、挫折の淵から再び評価されるまでがドラマチックに描かれています。
昔のカンボジアの様子なども映像で流れますので、興味のある人は、Netflixなどで見ることができますので、ご覧になっては如何でしょうか。