カンボジア、偽造紙幣
以前、カンボジアでの偽造紙幣について記載しました。ちょっと記事が古いですが、カンボジアの銀行のABA Bankがコメントを発表していますので記載します。
以前の記事はこちら
ABA BankによりますとSNSで拡散されているATMやカンターで、USドルのニセ札について調査を行ったところそのような事実はないということだそうです。
また下記のようにコメントしています。
1. ABA に入る各紙幣は、最新の紙幣仕分け機によって真正性がチェックされます。この機械は、不適切な紙幣を即座に識別し、各紙幣のシリアル番号を自動的に記録し、データベースに安全に保管します。
2. すべての現金準備作業は、各部門の代表者の監督下にある分類された部屋で行われ、CCTV を介してセキュリティ部門によって管理されます。
3. ATM への補充プロセスは、セキュリティ チームや他の部門の複数の代表者によって常に監督されています。ATM カセットは施錠されており、ATM 設置場所のスタッフが開けることはできません。
4. ABA ATM には NCR Secure™ が装備されています。NCR Secure™ は、ATMの現金への不正アクセスに対する保護を提供するように特別に設計された多層構造のソリューションを装備しています。また、ATM の金庫は、欧州標準化委員会 (CEN) によって認定されており、ヨーロッパ 33 か国の国家標準化団体に標準プラットフォームを提供し、厳密にテストされています。
5. 銀行は定期的に内部および外部の監査セッションを受け、現金の真正性と効果的な内部統制システムが整っていることを確認しています。
ほぼ同じような対応をどこの銀行でも行ってますので、ATMからニセ札が出てくる可能性は、現時点ではないと思います。
危険なのは、街中にあるマッサージ店などで、お金をすり替えられたり、お釣りでニセ札をもらうケースです。下記のようにマッサージ嬢たちが逮捕されています。
また、最新の偽造紙幣判別機の入っていない両替所でもニセ札があるようです。下記の記事では、Watermark(透かし)もあり、かなり精巧な偽造紙幣だったようです。