Omicron株に対して無力なWHO
Omicron株の拡大により、各国で急速にワクチンのBooster接種が開始されていますが、この先進国によるBooster接種に関してWHOのTedros事務局長は批判しています。
WHOによると先進国では、少なくとも67%の人が1回のワクチン接種が終わっているのに対して、所謂後進国では、10%に満たないとしています。また、過剰なワクチン接種は、新たな変異株を発生させる要素となるので、Booster接種を止めるべきだとしています。そして、全世界で40%のワクチン接種を優先させるべきだとしています。
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"The global priority must be to support all countries to reach the 40% target as quickly as possible, and the 70% target by the middle of this year."-@DrTedros https://t.co/pou3Javg61
— World Health Organization (WHO) (@WHO) December 22, 2021
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Omicron株は、感染者が多いものの死者数については、各国の数字を見てもそれほど脅威とはなっていないようです。
未だに、新型コロナウィルスの起源が特定できていないWHO。最初に起きた中国擁護の発言がいまだに尾を引いているのか、全く先進国は聞く耳を持たず、WHOの存在価値が失われています。
一方で後進国は、WHOからの援助を頼りにしているわけで、WHOは引き続き難しい舵取りを迫られそうです。