感染者は、多いが死亡者の少ないOmicron株
アメリカで新型コロナウィルスに関して、12/29に過去最高の1日当たりの感染者数、40万人以上を記録しましたが、CDCによると死者数、入院者数は、比較的少ないようです。
直近1週間の平均数字としては、感染者数は、60%前後増えているものの、入院者数の増加は、14%、1日当たり9,000人のようです。また死者数については、7%下がり、1日当たり1,100人とのことでした。
下記が、感染者数の推移となります。
データによると、Omicron株は、Delta株と比較して所謂入院するような重症化リスクが低いようです。
下記が、死亡者数の推移となります。確かにDelta株が蔓延した時よりは、死亡者数が低い気がします。
Fauci博士は、ワクチンのBooster接種が非常に重要だと述べていますが、4回目のワクチン接種についは、データがないため3回目の接種による感染状況を見極めるべきだとしています。
またイギリスでは、Johonson首相が、ICUにいる重篤な患者の90%がBooster接種をしていない人であると述べており、2回目のワクチン接種から6カ月が経っている人にBooster接種を呼び掛けています。
しかしながら10%が未接種の人なのか、それともBooster接種が完了した人なのか、良く分からないのが現状です。もし、仮にBooster接種の人が、ICU等に入っているのであれば、PfizerやModernaのmRNAワクチンとAstraZenecaのウィルスベクターワクチンの効力に差が出ているのかしてません。
いずれにしてもアメリカでは、1月にOmicron株のピークを迎えるとFauci博士が言っていますので、今後の動向に注視したいと思います。