ウクライナ軍が利用している兵器
ロシアが、ウクライナに侵攻してから25日が過ぎ、もうすぐ1カ月になろうとしています。当初は、数日で陥落という話もありましたが、ウクライナ軍の努力により、何とか踏ん張っている状況です。そのような中で、イギリスのメディアが、ウクライナ軍の戦術の説明を記載しています。
先般、ウクライナ軍がロシア軍を食い止めているとされている5つの理由について記載しました。その中でも記載しましたが、地の利を生かした戦闘、つまり「待ち伏せ攻撃」が功を奏しているようです。
1枚の絵で作戦を示すと下記のようです。1つづつ兵器について示していきたいと思います。
1. Javelin, NLAW anti-tank missiles
こちらは対戦車用、ロケットランチャーでアメリカから300発、また他のヨーロッパの国から2,000発は少なくとも提供されているようです。ロシア軍は、幹線道路を通って侵入してくるので、道路にバリケードを作ることで待ち伏せ攻撃がし易く、歩兵を伴わない攻撃が出来ているため、ウクライナ軍の死者数が少ないとも言われています。
2. Bayraktar TB2 drones
こちらはトルコ製のドローンのようで、遠隔攻撃が可能となっています。少なくとも20台は保有しているとされ、またアメリカも100台の別のドローンを提供しているそうです。
3. Stinger surface-to-air missiles
こちらは、ヘリコプターや戦闘機を撃ち落とすためのロケットランチャーとなります。元々は、アメリカが1981年に開発したもので、年々小型化しているようです。
4. S-300 surface-to-air missiles
コチラは、ロシア製で戦闘機や巡航ミサイルを撃ち落とすものですが、3. Stingerと違い、遠く離れた物体を迎撃するものです。アメリカ製でいうとパトリオットシステムのようです。
戦争が長期化するにあたり、武器が欧米vsロシアとだんだん変わってきているような気がします。この戦争が、最新の兵器を試す場所にならないことを祈ります。
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