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カンボジア、地雷探査のカンガルーネズミが引退

カンボジアで地雷を匂いで探知する地雷駆除のカンガルーネズミが、5年間の役目を終えて引退するそうです。引退の理由は、年齢と動きが鈍くなったようです。

このカンガルーネズミは、アフリカのタンザニア出身で、5年間でサッカー場42個分に相当する広さを探索し、地雷71個、38個の大砲の弾丸等を発見したそうです。

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カンボジアは、1970年代から1998年までの内戦の影響で沢山の地雷が埋まっています。少し前のデータですが、2016年は83人、2017年は58人、2018年は58人、2019年は10月の段階で71人が地雷で死亡しています。農作業や森を歩いていたりなど、日常生活を普通に送っているだけで爆発しています。

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2019年10月時点での発表によると述べ、19,779人の人が地雷で亡くなっているそうです。

地雷の被害が大きいのは、タイとの国境が近いBattambangというエリアで、ポルポト派が拠点を築き、最後まで戦っていた場所となります。Phnom PenhやSiem Reapなどの大都市でも被害はありますが、日常で気にすることはありません。

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少し古いですが、地雷に関するレポートは、コチラからダウンロード可能です。

Cambodia Mine/ERW Victim Information System (CMVIS): monthly report for October 2019 - Library records - OD Mekong Datahub

 

話しは、元に戻りますが、引退するカンガルーネズミは、類まれなネズミで優秀だったそうです。引退に伴い、新に20匹のトレーニングされたカンガルーネズミが到着しているようです。

カンガルーネズミの寿命は、約10年らしいので、残りの余生をゆっくり過ごしてもらいたいです。

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