アメリカ、新型コロナウィルス給付金詐欺が多発
日本でも新型コロナウィルス給付金を巡って詐欺事件が発生しましたが、アメリカのは規模が大きく、尚且つ有名人も逮捕されています。いくつか事例を紹介してみたいと思います。
アメリカは、新型コロナウィルス対策費として6兆ドル(約680兆円)をつぎ込んでいますが、これは第二次世界大戦後のインフレ調整費として費やした4.1兆ドルを大きく超える規模だそうです。
ニュースによると1,000億ドルが詐欺などで盗まれ、そのうち犯人逮捕などにより23億ドルを取り戻したようですが、大半は未回収のままとなっているようです。
1. Marilyn Mosby
Baltimoreの州弁護士である彼女は、248,000ドルの収入がありながら、不正に給付金を受け取り、フロリダの2件の別荘購入の頭金に利用したとして逮捕されています。
2. Allison Marie Baver
元スピードスケートのOlympic選手は、従業員がいないのもかかわらず、給料を支払ったと見せかけ、10百万ドル以上を不正に所得して逮捕されています。
3. Kenbrell Thompkins
Jetsにいた元NFL選手。盗んだ身分証明書でカリフォルニアにいながらフロリダで失業保険の申請や、クレジットカードを作成し、300,000ドル以上を金融機関から騙し取ったとして逮捕されています。
4. Jason Lary
Georgia州にある市の元市長。市が受け取った6百万ドルの給付金を自分の住宅ローンの返済などに充てたとして逮捕されています。
5. 若者8人組
18歳から25歳までの容疑者は、盗んだ個人情報から不正にクレジットカードなどを取得したり、失業保険の申請をして2百万ドルを得ましたが、SNSに金を持っている投稿をして逮捕されています。
これらは、氷山の一角で、合計で100人以上逮捕されているようです。犯人逮捕にFBIは、大忙しかと思いますが、大判振る舞いを確約したバイデン政権のほころびが出ているように感じます。2022年は、中間選挙がありますが、果たしてバイデン政権を国民は、支持続けるのか見ものです。