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武漢からのチャーター機費用が、8,060万円だった

コロナウイルスが発生した中国湖北省武漢市から滞在邦人らを退避させるため、日本政府が派遣したチャーター機計5便の借り上げ費用が約8060万円だったことが分かりました。外務省は「緊急性が高いと判断し、武漢へ定期便を運航していた全日空随意契約した」としています。

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  1. 随意契約とは?
  2. 費用が高いのか、安いのか?

 

1.随意契約とは?

随意契約とは、国や地方公共団体などが競争入札によらずに任意で決定した相手と契約を締結すること、及び締結した契約をいいます。

国および地方公共団体が行う契約は、入札によることが原則であり(会計法第29条の3第1項、地方自治法第234条第2項)、随意契約は法令の規定によって認められた場合にのみ行うことが出来ます。随意契約によろうとする場合は、なるべく見積書を取得すること、またなるべく二以上の者から見積書を取得することとされています。

では、何故、今回入札が行われなかったのでしょうか?

随意契約が認められるケースとして緊急随契というものがあります。
緊急の必要により競争入札に付することができないとき(会計法第29条の3第4項、地方自治法施行令第167条の2第1項第5号)には随意契約が認められるとされています。例えば、天変地異などの災害の防止、人命救助など特に緊急を要する事業がある場合です。今回は、この人命救助に該当するものと思われます。この緊急随契は、東日本大震災のときにも利用されたようです。

 

2.費用が高いのか、安いのか?

日本政府が1、2月に派遣したチャーター機、計5便の借り上げ費用が約8,060万円だったそうです。
外務省によると、チャーター機は5便とも同額で、1便当たり約1,612万円。当初は、利用者にエコノミークラスの片道正規料金に相当する約8万円の負担を求める考えでしたが、異論が相次ぎ、結果的に日本政府が全額負担しています。

このチャーター機5便で、邦人720人と中国籍の家族ら計828人を運んでいます。

単純に1人当たりで計算すると、97,342円となります。

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スカイスキャナーで調べてみると、通常だと約55,000円のようです。

チャーター機ということもあり、通常の金額と比較することはできないとは思いますが、安くもなく、凄い高いわけでもないという感じでしょうか。ただ、ANAの企業イメージは、間違いなく上がったのではないかと思います。

 

 

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