アメリカ 映画「Purge」(パージ)のようだ
アメリカが、現在、デモからエスカレートし、暴動が発生し、映画の「Purge」(パージ)のような状態になっています。
その原因と暴動のすさまじさを書いておきたいと思います。
- 映画「Purge」(パージ)とは
- 暴動の発端
- 過激化する暴動
1.映画「Purge」(パージ)とは
ストーリーは、経済が崩壊した後のアメリカで、「新しいアメリカ建国の父たち」を名乗る集団が「Purge」(パージ)という法令を設ける。1年に1回の夜、すべての犯罪(殺人も含む)が合法化される(夜7時から翌朝7時までの12時間)。パージの導入によって、犯罪率と失業率は1%にまで低下し、経済状況も改善。この間、すべての警察、消防署、医療サービスが停止される。「Purge」(パージ)開始前、政府から緊急放送(開始の合図)が流れ、サイレンが鳴るとパージが開始され、朝にサイレンが鳴るとパージ終了となる。というものです。
下記に映画の予告編を記載します。
映画は、4シリーズあります。
- The Purge : 2013年
- The Purge(Anarchy) : 2014年
- The Purge(Election year) : 2016年
- The first Purge : 2018年
シリーズ順に見なくても内容は複雑ではないので大丈夫かと思います。但し、R15指定のホラー映画なので、暴力シーンが苦手な人はやめておいた方がいいかと思います。
この映画さながらの状況が、現在アメリカで起きています。
2.暴動の発端
今回の暴動の発端は、ミネアポリスで白人警官が黒人容疑者を取り押さえた際に、首を膝で押さえて身柄を拘束し、容疑者が何度も「息ができない」と言っているにも関わらず長時間押さえたことにより、窒息死するという事態が発生しました。
この場面を野次馬に動画で撮影されていてネット上で公開されたことにより、白人による黒人の殺人、ヘイトクライムとつながっていきました。
この事件により、白人警官は逮捕されました。しかしながらコロナウィルスによるストレスの鬱憤を晴らすようにデモが暴動に発生していきました。
3.過激化する暴動
現在、全米140都市以上で暴動が広がっているようです。警察もあまりの数の多さに対抗できず、2つ目の動画では、何十台もの警察車両が破壊されています。
また警察に対する抗議の範疇を超え、略奪が行われています。
ユニクロ、アップルストア、家電量販店、ヴィトンなどの高級店も襲われています。もう我々の知る法治国家アメリカではなくなっています。
店には防犯カメラもありますし、これだけテレビにビデオをとられているので、略奪しても最終的には逮捕されるのではないかと思います。
コロナでようやく店が開いたところでの暴動なので、ますます経済の悪化、失業者が増加するのではないかと思います。