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どうなるアメリカ大統領選挙 Vol.1

アメリカの大統領選挙が、2020年11月3日に行われる予定です。

共和党トランプ大統領民主党のバイデン前副大統領の戦いとなる予定です。

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では、政策がどのように違うか見てみましょう。

  1. 外交・貿易
  2. 経済政策
  3. 社会保障
  4. 人種差別問題が与える影響

 

1.外交・貿易

トランプ大統領は、スローガンとしては、「アメリカ第一主義」を掲げ、中国と貿易や安全保障など多方面で激しく対立しています。中国に対して高い関税を課したり、コロナウイルスの感染拡大をめぐっても、中国が諸外国に物資や医療面で支援にまわり存在感を増す中、ウイルスは中国が発生源だと強調して責任を追及するなど対立を深めています。WHOからの脱退も記憶に新しいと思います。
一方で、北朝鮮やロシアなどに対しては、経済制裁で圧力を強めながらトランプ大統領大統領自身が対話を主導して事態の打開を図ろうとしていて、リーダーシップを発揮しているとも言えます。

これに対してバイデン前副大統領は、国際社会でのアメリカの指導力を取り戻すと主張し、中国に対しては、同盟国と連携して対抗していく考えを示しています。トランプ大統領と比較すると強硬姿勢が弱くなるような感じがします。

 

2.経済政策

トランプ大統領は、これまで株高と好調な雇用環境による失業率の低下を成果だと強調しています。実際にこの効果は、大きく、多少トランプ大統領が問題のある発言をしたとしても目をつむっていたと思います。しかしながらコロナウイルスの影響で景気や雇用情勢が急速に悪化する中、経済の悪化は、大統領選挙にも影響すると考え、かつてない規模の支援策を実施しました。

大人1人当たり最大1200ドルの給付などを含めた総額300兆円に上る過去最大の経済対策を決めたほか、公共事業への投資や中間層の減税など強力な財政出動を掲げています。

一方、バイデン前副大統領は、コロナウイルスの影響で厳しい状況にある労働者や中小零細企業を保護する姿勢を鮮明にしました。また、経済活動の再開については、科学的な検証が必要だとして保守的な姿勢をとっています。

 

3.社会保障

トランプ大統領は、オバマ前政権が導入した医療保険制度、いわゆるオバマケアについて、財政負担が大きいため撤廃を訴えています。
これに対しバイデン前副大統領は、民主党なので、オバマケアの継続、拡充を訴えています。

4.人種差別問題が与える影響

予想外だったのは、ミネアポリスで起きた警官による黒人への暴行死だと思います。コロナで外出禁止令が出され、人々の鬱憤が溜まっていた中で起きた事件なので、一部が暴徒化し、放火や略奪行為を繰り返しました。

トランプ大統領は、事態を収めるために軍隊の出動を要請しましたが、人々から反感を買い、人気が急落しています。

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上のグレーの部分が、2019年12月時点での分析で、この時点では、トランプ大統領は、バイデン元副大統領に勝っています。しかしながらコロナウィルス発生後の4月には、バイデン元副大統領に抜かれてしまいました。

更に下記が、直近の分析ですが、暴動発生後、更に差は開き、バイデン元副大統領が圧倒的という状態になっています。

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11月までもうあまり日がないので、果たしてトランプ大統領が巻き返しを図れるかどうかが今後のポイントになりそうです。

次回は、そのあたりを記載したいと思います。

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