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カンボジア、ついに新型コロナウィルスの感染者が会社で出てしまった

カンボジアの会社でついに新型コロナウィルスによる感染者が出てしまいました。5月中には、全員、中国製のSinovacのワクチン接種が完了していたのですが、効果が無かったようです。現在、全従業員の陽性テストの結果待ちですが、既に追加で2名の陽性者が確認されている状況です。

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事の発端は、従業員の一人が先週末に実家のあるKampotに帰省し、そこで感染したようです。この従業員は、月曜日に体調不良で休んでおり、火曜日に出社しましたが体調がすぐれず、火曜日に検査を受けたところ陽性が判明しました。職務中、マスクを外していたりしていましたので、間違いなく、彼から感染が拡大したと思います。

この感染を拡大させた従業員の処遇は、後で考えるとして、会社として感染者が出た場合の対応を記載したいと思います。

 

1. 保健当局に連絡

2. 即刻業務を停止し、14日間の閉鎖

3. 全従業員の感染テストの実施

※会社の近くの検査場を教えてもらえます。但し、ものすごく人が多く混んでいるので、その日のうちに検査できるとは限りません。

4. 陽性、陰性に関わらず14日間の隔離

※感染者は当局の指示に従います。家族と同居の場合は、家族も対象となります。

5. 事務所の消毒業者を探し、殺菌をする必要があります

6. 保健当局が、会社を閉鎖しているか確認に来ます

※感染者が出た旨の張り紙がされます。

 

現在、カンボジアでは、感染者が増加しており、検査結果がすぐに出ません。陽性者のみ連絡が入るようになっており、陰性者は3日経って連絡がなければ陰性判断となります。

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また消毒ですが、1 square meterあたりUSD0.5が相場のようです。後は、交渉次第となります。私の事務所は、事務所のみで、工場や倉庫などはありませんので、金額的には大した影響はありません。また、単独入居ビルですので、オフィスビルのように、他社との共用スペースもありませんので、その共有スペースに伴う消毒も行う必要がありませんでした。

 

カンボジアのワクチン接種は、東南アジアではシンガポールについで高い割合となっています。少なくとも1回ワクチンを接種した人は、30%を超えています。

今回感染した社員が所謂インド型のデルタ株なのか分かりませんが、中国製のワクチンは効力がないことだけは、判明したような感じです。

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ワクチン接種の割合が高いにもかかわらず、人口100万人当たりの死者数がカンボジアは高くなっています。

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それにしても2週間の業務停止は、非常に頭が痛いです。先月、好調で今月も出だしは好調だったので、足元をすくわれた感じです。

現在、感染した社員は隔離施設に入っているようで連絡が取れない状態ですが、年齢が若いので回復することを信じています。しかしながら、今回の感染は、業務によって生じたものではなく、本人の不注意によるもので、尚且つマスクをしないなど、感染を拡大させたため、最悪解雇も視野に入れた懲罰は免れないと思います。

 

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