LINEがWongnaiを買収
LINEが、ぐるなびや食べログのようなサイトであるWongnaiと合併しました。
Wongnaiは、2010年に設立されました。現在、月間1000万人以上のユーザがいるようです。タイでは、最大のレストランデータベースを持っており、LINE との今回の合併により、タイを代表するデイリーアシスタントアプリとしての地位を強化することができるとのことです。
タイのLINEは、SNSやタクシー配車サービスに加えて、食品、食糧、コンビニ商品、小包の配達を提供しています。今回の合併は、海外に進出というよりも、タイ国内に集中し、現在、バンコク、ノンタブリ県、サムットプラークラン県、ナコーンプラートム県などで提供しているサービスを全国区に広げるのが目的なようです。
元々LINEとWongnaiは、デリバリーで提携関係にありましたので、合併は、さらに踏み込んだ関係となります。
またWongnaiは、お店のレジシステム(POSシステム)を提供しています。初期費用は無料で導入コストが低いのですが、Wongnaiとしては、初期費用を負担しなければなりませんので、資金繰りが悪化していたかもしれません。また、導入店は小さなお店となりますので、お店が潰れた時にPOSシステムを回収できないリスクも存在していましたので、LINEとの提携は、資金繰りという部分で大きいかもしれません。
LINEは、今までバーチャルでの利用が多かったですが、リアルの加盟店を持っているWongnaiと組むことにより、LINE Payなどリアル分野での進出が加速しそうな予感がします。